沢山の人が経験するであろう、ワーホリ中の学校生活。海外からのクラスメイトの様子について気になる方も多いと思います。私は2019年5月から2020年7月までアイルランドの首都ダブリンで人生初のワーホリ生活を送っていました。現地に到着してすぐに始まったのは、12週間の通学。英語が上手に話せるようになりたい！と思って通い始めましたが、慣れない学校生活の中で起こる様々なことに奔走する毎日でした。そこで思ったのは、学校生活の流れや授業内容を渡航前にしっかりイメージしておけば良かったということ。今回は、当時の自分に役立つようにとの視点で記事にしてみました。特に、初めてのワーホリに加えて学校生活を送ること自体が久しぶりの方や、事前に情報収集をしたい方の参考になると思います。読み進めるうちに、現地での生活がなんとなく想像できるようになり、今から行える自分なりの準備にも取り掛かれるかもしれません。
語学学校の主なスケジュール
私が通った学校では、午前の一般クラスは週5日の平日に開校されていましたが、午後の特別クラスは火・水・木曜日だけで、開校に限りがありました。
学校生活の１日の流れ
登校⇒９時～１１時:一般クラスの１コマ目の授業への参加⇒１１時～１１時２０分:休憩時間⇒１１時２０分～１３時２０分:一般クラスの２コマ目の授業への参加⇒１３時２０分～１４時２０分:お昼休憩⇒１４時２０分～１６時２０分:スピーキングスキルアップの専門的なクラスに参加⇒下校…です！
一般クラスとは？
１コマ２時間×２コマの合計４時間の授業で、生徒が全員参加するクラスです。授業内容と担当の先生はそれぞれのコマで異なりました。
１コマ目で学んだこと
１コマ目で学んだ事は、文法です。雰囲気としては、日本で学生時代に受けていた授業の雰囲気に似ていました。文法上のルールや英文の構造を正しく理解するための授業展開で、教科書に沿って先生が要点を解説⇒問題を解き、答え合わせを全員で行う⇒先生がポイントをまとめる⇒宿題が出されて授業終了というのが主な流れでした。また、私が通っていたクラスでは、担当の先生の意向で、毎週月曜日に前の週に終えた単元のテストを授業中に受けて、どの程度理解しているのかを把握できるようにプランが組まれていました。
授業中は、単語の微妙なニュアンスの違いを説明し合う時間があり、より正確な英語を身に着けるようにと、先生からは繰り返し注意喚起がありました。
２コマ目で学んだこと
２コマ目では、流暢に英語を話すために、語彙力や表現力を伸ばすことに重点を置いた授業が展開されました。和気あいあいと、雑談に近い雰囲気で、ペアやグループでゲームをしたり、作文を書いたりと、なんでもいいから伝えることを大切にする授業でした。教科書を使う頻度は少なめで、先生が配るプリントやプログラマーを使用しました。
授業の進行速度は？
１週間ごとに１つの単元を終えます。教科書の範囲で言えば、１回の授業で見開き１ページ分進む程度のスピードです。例えば、現在完了形、現在完了進行形、過去完了形、仮定法等がそれぞれ１つずつの単元になっていました。
ちなみに、2週間以上通学する予定の人は、教科書を購入することが求められ、12単元分の通常版か6単元分の半分のものか、どちらか自分に合う方を購入する必要がありました。教科書の費用は１２単元分で６０€、６単元分で４０€でした。クラスメイトの中には、SNSを使って教科書を安く売ってくれる人を探して購入した人や、コピーをとって持参している人も何人かいましたが、コピーの使用は原則禁止とされていたため、先生が注意していた場面を見たことがあります。
午後のみ開講！特別クラスとは？
試験対策やスピーキングに特化したクラスのことで、午後に開校されました。希望者のみが申し込むため、在籍する生徒の3～4割程度しか参加しておらず、担当する先生も日替わりでした。
私は、少しでも英語に触れられる機会を増やせるように！と申し込みをしました…が、あまりの人気の無さに驚きました…。
スピーキングスキルアップの特別クラス
衝撃的な事に、ほとんどの生徒が参加せず、教室内には1～2人しか生徒がいないのもザラでした。授業というよりは、座談会のような雰囲気で、何かを新しく学ぶというわけでもなく、眠たくなるような時間でした。
つまんないし、参加する意味がないからと言って来なくなる生徒が目立ちました。
参加するべき？！スクールアクティビティ
スクールアクティビティとは、学校側が企画する観光ツアーのことで、週末・平日共に開催されるもの。アイルランド内の観光名所へのツアーも企画されていました。
参加したスクールアクティビティの中で印象に残っているのは、先生とパブに行ったこと。アイルランドならではのアクティビティで、ギネスビールを飲みながら、皆でジェンガ等のゲームをして楽しみました！
週末のアクティビティ
私が通った学校では、アイルランド国内の観光名所へのツアーが毎週末に開催されていました。主な行先は、クリフオブモハー・ゴールウェイ・キラーニー・キルケニー・ウィックローなどと近場から遠方までさまざま。例外で北アイルランドのベルファストへのツアーもありました。移動手段は学校側が手配したバスのみで、当日は市内の指定場所で集合・解散します。ツアーの長さは大体１日、泊りのツアーはありませんでした。
授業後のアクティビティ
平日授業後の14時頃から開催され、観光先は、ギネスストアやトリニティカレッジ、パブなどの徒歩・路面電車・市バスを利用して移動ができる、学校付近でした。中には、教員と一緒にランニングやウォーキングをする企画があったり、毎週月曜日には新入生のための、市内観光兼オリエンテーションやパーティーなどの親睦会が用意されていました。
スクールアクティビティの確認・予約方法
- 内容が毎週月曜日に更新され校内の掲示板に掲載されるため、各自チェックをする
- 参加したいアクティビティがあれば、事務室で現金またはクレジットカードで支払いをする
ことが必要です。私の学校では、一週間ごとのアクティビティが発表されたあと、その週の水曜日までに予約と費用の支払いを完了する必要がありました。それ以降は締めきられ、参加が出来なくなるシステムでした。
アクティビティによっては定員オーバーで参加が出来なかった生徒も見かけたので、気になるアクティビティがあれば速やかに申し込みを済ませる必要があります！
学校のアプリは活用するべし！
参加したいアクティビティに確実に参加するためにも、アプリの活用がおススメです。なぜなら、
- 1～1.5ヶ月先のスクールアクティビティの内容を事前に確認することができる
- アクティビティごとの集合時間や解散時間、費用を前もって知ることができる
からです。
渡航前にアプリをダウンロードして、参加したいツアーやアクティビティを確認しておくと、より計画的に留学生活を楽しめます！
休暇シーズンは早めの行動が吉
学校に通っていて驚いたのは、夏季休暇シーズンに生徒数が激増したこと！事務局・トイレ・ランチルームなど、あらゆる場所が生徒でごった返し、居場所がなくなるほどでした。アクティビティに関しても、
- 週末のアクティビティがすぐに定員オーバーになってしまう
- 事務曲も生徒で溢れかえり、期日までに支払いを済ませられないほど行列ができることも多々ある
など、通常では考えられないような混雑ぶりでした。平日のアクティビティのギネスストアへのツアーですら、即行で定員オーバーになっていました。
自分が気になるアクティビティを見つけたらすぐに支払いまで済ませましょう！
スクールアクティビティのメリット・デメリット
私が感じたメリット
- 同じ学校の生徒と仲良くなるきっかけになり、友達ができる
- 予約方法が簡単で手間がかからない
- 困った時に同行しているのツアーのスタッフに助けを求められる
私が感じたデメリット
- 行先によっては集合時間が早朝の為、タクシーで市内まで向かっていた生徒も少なくなかった
- 行先によっては、移動時間の方が現地での自由時間よりも長く、観光を満喫できない
- 日帰りのツアーしか用意されていないため、日程もタイトな事が多い
- 費用は個人的に予約するツアーよりも１０～２０％程度割高なことが多い
さいごに
現地での学校生活の流れについて、イメージがついたでしょうか？私の場合、日本では社会人として働いていたため、学校生活に慣れること自体にも時間がかかりました。ですが、渡航前に大体の流れや授業内容を把握できると、学校生活への馴染みもきっと早まりますよね！語学学校のウェブサイトやアプリを活用することで、渡航前にも簡単に情報収集ができます。ワーホリ挑戦を決めた時点で、既にワーホリは始まっていると認識して、まずは調べてみましょう！
ぜひ参考にしてみてくださいね。
それではまた次の記事でお会いしましょう！
Thanks a million ☆彡
