ワーホリ中、現地で暮らしていく上で多くの人がぶち当たる壁、家探し!私は、2019年5月から2020年7月までアイルランドの首都ダブリンで人生初のワーホリ生活を送っていました。ワーホリ開始直後はホームステイをしていましたが、6週間後にはハウスシェア宅に引っ越しました。その際の家探しにかかった期間はたったの3日!一方で、中には1か月以上もの間探し続けているけれど見つからないと嘆く人もいました。今回は、私が実践した家探しの方法についてお話します。特に、現地での家探しに不安を感じている方や家探しがスムーズにいくように情報収集をしたい方の参考になると思います。読み終わる頃には、家探しの際に押さえておきたいポイントや家探しの流れが明確化されるかもしれません。
学生や外国人だけでなく、現地の人も家探しの際に活用するアプリに、Daftがあります!とても簡単に操作が出来、便利ですよ!
ダブリンでの家探しが大変って本当?
渡航前から、アイルランドでは家探しかがなり大変と留学センターの方から聞いていました。通学を開始した時も、さまざまな国籍のクラスメイトから家は見つかった?と聞かれ、ほとんどの生徒が到着してすぐの勢いで家探しに追われていました。アイルランド到着前から既に探し始めて、到着した週やその翌週には引っ越し、という人も少なくなかったです。多くの学生は、通学+ホームステイを契約して渡航してきていましたが、ホストファミリー宅に長く居るつもりはそもそもなく、皆、急いで探し回っている印象でした。
金銭的負担を考慮したり、より自由に生活ができる環境を求めてホームステイを避けたがる人が目立ちました。
家探しにベストな時期は?
一般的に、6月は家が見つかりやすいと言われているそうです。
毎年6~7月は学期末ということもあり、卒業生が使用していた賃貸の空きが出るタイミングな上、9月からの新学期に備えて欧州各国の学生が夏休み頃に家探しをする前に引っ越し先を確保することができるからです。
私が実践した家探しの方法
その①:自分にとっての優先順位を整理した
まず、自分の住みたいエリア・家賃・ハウスルールなど、自分が希望する内容を紙に書き出してよく考えました。そうすることで私の場合は、
- 閑静な住宅街であるホストファミリー宅周辺のエリアを気に入っていること
- プライバシーを守るためにも一人部屋を希望すること
- トラブルがあった時の対応をしてもらえるようにハウスオーナーとの同居が良いこと
など、自分が望むことが具体化されました。
その②:考えがまとまったら即行動
学校では、
- 〇〇のエリアで家を探している
- 家賃は〇〇までなら支払える
- オーナーが居住している家を希望する
- 一人部屋を希望する
- ビューイング(内見)はいつでも行ける
- 英語力向上のためできれば日本人が暮らしていない環境が良い
と教室やカフェテリア等でクラスメイトに積極的に声をかけました。すると、クラスメイトの一人が私が今週引っ越す家は、あなたが求める条件に当てはまってて、6月下旬にもう一部屋空きが出るらしいんだけど、ビューイング出来るかオーナーに聞いてみようか?と声をかけてくれました。そして、その二日後にはビューイングに行くことになり、そこで6月下旬からの入居を決定しました。
振り返ると、具体的なポイントを抑えたことで効率の良い情報収集ができ、周囲の人にも要点を伝えられたことが家がすぐ見つかることに繋がったと思います!
全然家が見つからない!と嘆く人も…
私の場合、実際に探した日数は約3日、 daftを見た時に気になった物件に送ったメールは2通だけでした。ですが、中には、
- かれこれ1ヶ月以上家探しをしている人
- メールを50通以上は送ったけども返信を得られてない人
- ビューイングまで行ったけども入居を決められなかった人
など、苦労している人の方がむしろ多くいました。
ビューイング~入居決定までの流れ
ビューイングとは内見のことです。ただし、日本の賃貸のように、丁寧な説明に基づいて家の中をじっくり見れるわけではなく、さら~っと2分足らずで家の中を紹介される、超簡易的なものです。
私の場合、ビューイングでは、入居する予定の部屋・トイレ・シャワー・洗面が一緒になったバスルーム・キッチンを紹介されました。それ以外の説明はなく、これで終わりだけど、入居する?どうする?とその場で返事を求められました。
クラスメイトからの紹介だからか、家賃の説明もありませんでした…!
気になることは自ら質問!
ビューイングの際に私は、
- シャワーとキッチンの使用可能な時間帯と回数
- 洗濯機の利用可能な時間帯と回数
- 他のハウスメイトの様子
- ハウスルールの有無や内容
をハウスオーナーに直接確認しました。
自分が事前に理解したい確認事項をあらかじめ考えておいて、当日質問をしました!
当時は、ハウスオーナーとその娘、台湾人のクラスメイト以外に、エジプト人が住んでいましたが、エジプト人には会うことが出来なかったのでどのような人なのか聞きました。すると、ハウスオーナーは快く、彼女が引っ越してきた時期と仕事内容を話してくれました。
入居するか否かはその場で返事!
ビューイング自体は約2分程度で終了!その後で、じゃあ、入居希望するならデポジット金を今くれる?もし今払わなかったら、この話は無かったことになるよと言われ少し戸惑いました。なぜなら、日本であれば「また決まってから〇日以内に連絡をください」と言われることが多かったからです。ですが、
- 強く不満に思う点が特になかったこと
- ホームステイを終了できるタイミングでの入居が可能だったこと
を考慮し、入居を決めました。入居を決めたら、その場で現金でデポジット金(1か月分の家賃に相当)を手渡すと、交渉成立となります。
良い物件は見逃さないように、ビューイング時には念のためにキャッシュを準備しておくことをおススメします!!
ちなみに…この家にする!と決めた理由
クラスメイトが既に住んでいたため事前に情報収集ができたのも大きいですが、
- 治安が良く自分が望んでいたエリアにあること
- 最寄りのバス停まで徒歩2分(シティーセンターまでバスで40分)だったこと
- 変動がなく自分の許容範囲内の額の家賃(bill込み)だったこと
- 一人部屋(リネン類、洗濯物干し、収納棚、机、スタンドライト込み)だったこと
- キッチン用品(食器や調理器具)を共用で使用できるため購入する必要がなかったこと
- 英語を母国語とするハウスオーナーも居住していたこと
- 家に日本人がおらず英会話の練習になったこと
- ビューイングに行って確認したところ家全体が綺麗だったこと
が理由でした。
入居決定後に渡された契約書
入居します!と意思表示をすると、その後すぐにハウスオーナーが、ハウスシェアの契約書を取り出してサインをしてくれました。そこには、簡単にですが、ハウスルールについても記載されていました。そして、じゃあまた入居日に!とあれよあれよと家から出されてしまいました…。補足情報ですが、私の場合、家賃はbill(電気・ガス・水道・WiFi・食器や調理器具等の共用物品・食器または掃除用洗剤)込みで、600€/月でした。
《徹底解説》家探しのアプリ:daftの使い方
英語ができなくてもOK!使い方はシンプル
最初に、アプリをインストールすると、いきなりこの検索画面が表示されます。
次に、右上のFilters のボタンをタップすると、詳しい検索画面が表示されます。ハウスシェアまたはルームシェアであれば、一番上の”Rent”をタップしてから検索をかけます。更にその下にもズラズラと検索画面が続きます。
実施するべき!効率の良い検索方法
まずは、自分の中で優先順位が高かった2つ、
- 住みたいと思っていたエリア
- 自分が望む金額の家賃
を入力して絞り込みをかけました。この時点で該当する件数はかなり絞られていたので、そこから一人部屋やオーナー在住かどうかなどの、細かい条件を、それぞれのページにアクセスしながら確認しました。
私の家はこのように掲載されていた!
まず、一番最初に部屋や家の写真が大きく出てきます。その下に家賃や住所が掲載されており、スクロールをすると、
- 入居開始可能日
- どれだけ長く入居可能なのか
- 現在何名がシェアハウスをしているのか
- オーナーが居住しているのかどうか
- 何部屋が空いているのか
- 男女混合またはどちらかの性別のみなのかどうか
が最初の情報として載せられていました。そして更に詳しい情報やオーナーさんがアピールしたい情報として、
- ダブルベッドルームが利用可能であること
- クローゼットと机が設置済みであること
- 家賃にBill(WiFiやガス・水道・光熱費)は含まれていること
- 入居後、友人や家族の来訪は禁止していること
が掲載されていました。例えば、
- 学生または社会人だけしか受け入れないという情報
- 最低でも○ヶ月以上入居できる人を探しているという情報
- スーパーや最寄りのバス停までの距離や所要時間
- ハウスメイトやルームメイトの情報
- 喫煙か禁煙か
- 自転車やバイクは駐車可能かどうか
などが掲載されている事も多々あるので、条件が自分に合っているか確認しながら見ていく必要があります。
掲載されている内容は本当?
私のオーナーさんが載せている内容は実際とかけ離れていることもなく、写真も掲載直前に撮影されたものだったので、特に違和感は感じませんでした。ですが、
- 掲載されていた写真は綺麗な家だったが、実際は古くて汚かった
- 書いてある情報よりもスーパーやバス停が遠い
- 街灯がなく住民も少なく夜道が危ないと感じた
などと、ビューイング(内見)時にはがっかりしたという話も多く聞きました。
さいごに
多くの人が大変な思いをしながら取り組んでいる家探し。私の感覚では、家探しを素早く終わらせるために求められる要素は、明確化かつ具体化された自分の要望・学校などのコミュニティを活用した周知・失敗を恐れずに何事も行動に移す勇気が重要だと思います。難しいと言われている家探しですが、理想的な引っ越し先が見つかったり、すぐに引っ越し先が見つかる可能性だってゼロではないです。例えば、日本にいる間にDaftを使った家探しを始める事だってできます。まずは、やれることから思い切って行動に移してみましょう!
是非、参考にしてくださいね!
では、また次の記事でお会いしましょう!
Thanks a million ☆彡