こんにちは!iamshishoe です!
私は2018年に夏季休暇を利用してマルタ島で1週間の短期留学に挑戦しました。留学中の滞在先に関して、留学カウンセラーさんとも相談し学生寮に滞在することに決めました。
人生初の学生寮生活!実際はこんなところだった
学生寮と言っても、大きなアパートの一室を数名でシェアしているような感覚です。どの部屋も広さは大体同じでしたが、入居可能人数は最大6~8人程度でした。門限や部屋の移動制限などのルールもなく、他の生徒たちは夜遅くまで出かけたりと、皆自由に過ごしていました。
そもそも滞在先を学生寮にした理由
留学カウンセラーさんとの話し合いの結果、学生寮に滞在すれば、
- 通学の必要性がない(学校の敷地内に学生寮がある)
- 困ったら学校スタッフに助けを求められる
- 滞在費用を抑えられる(ホームステイの方が高額だった)
- フラットメイトとの交流を楽しむことが出来る
ところにメリットを感じ、学生寮を選択しました。実際に、自分の部屋から教室までは徒歩2分ほどの距離だったのでとても便利でした。
初めての留学で、英語力が壊滅的に低い(中学レベル以下)私には、現地で安全に生活できる環境を整えることが最優先でした。
ちなみに、食事は提供されないため、敷地内にあるカフェを利用するか、部屋にあるキッチンを使用しての自炊の必要がありました。また、学生寮も含め、学校敷地内はフリーWiFi完備との事でしたが、学校の受付の部屋以外でWiFiが届いておらず、持参したポケットWiFiを使用する必要がありました。
【写真あり】フラットの共用スペース
まず、
- キッチン
- 家電類(電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、電気ケトル等)
- トイレ
- 洗面・シャワー
は共同で使用しました。調理器具や食器、スプーンやフォーク等は自分たちで調達するように事前に注意喚起がありましたが、実際には、前の利用者の物品がそのまま残されていたので、それらを使用している人達もいました。

滞在した寮のキッチンとリビングルームです。
【写真あり】私が利用したベッドルーム
寝泊りするスペースは、最大2人でのルームシェアか一人部屋かのどちらかを選べたので、私は、プライバシーの確保や安全面への配慮から一人部屋を選択しました。部屋の鍵に関しては、
- 学校到着時にデポジット金を渡して鍵を受け取る
- 退去する際に鍵を返してデポジット金が返金される
というシステムで、自分の一人部屋とみんなで滞在した学生寮の部屋の鍵の、2種類が手渡されました。

学生寮内の清掃と冷房事情
1日に1回、学校のクリーナーさんが部屋のゴミを回収してくれており、バスルームの簡単な掃除とトイレットペーパーの補充をしてくれていました。大体、お昼前後にクリーナーさんが順番に部屋を掃除するため、午前の授業が終わって部屋に戻ると、清掃が終了していることがほとんどでした。マルタの夏は気温が40度近くになる日もあり、生ゴミなどがキッチンに捨てられたままだとすぐに虫がわいたり、悪臭の原因になっていので、クリーナーさんの存在はとても助かりました。
新しいバスタオルが置いてあることもありましたが、置かれていない日もまばらにありました…!
照りつけるように暑いマルタでは、冷房が超重要です!クーラー自体はリビングルームとそれぞれの部屋に1つずつ設置してあり各自で風量や温度を調整できましたが、作動して部屋が冷えている実感はなく、窓を開けて日陰で風を感じていた方が涼しかった日もありました。
学生寮のシャワーや洗濯事情
シャワー室はトイレ・洗面と同じスペースにあるため、日本で言うなれば広めのユニットバス(バスタブなし)と言う感じです。シャワーに至っては温度調節や水圧も含め、日本にいる時と同様に不自由なく使用できました。ただし、シャワー使用時の音がうるさく、シャワーの使用は6:00~22:00までで10分以内に終えるようにとの注意書きが部屋に貼ってあったため、そこはルールを守って生活しました。
壁が薄かったり、ドアに隙間があったりしたので、シャワー中の音が意外とフラット内に響きました。お湯を出すだけでもポンプが作動するような”ウィィィ~ン”という音が響いてました。
洗濯は自分で手洗いをするか、学校内にある有料洗濯機を使うかどちらかでした。ですが、私も含めて多くの人が自宅から洗剤を持参して手洗いをしていました。それぞれの寮のドアの外側に物干しスタンドが置かれていたので私も使用していましたが、風通しも良く翌朝には乾いていたので便利でした。
想像していたのと違う!とがっかりしたこと
私のフラットメイトは、イタリア人2名、日本人1名とハンガリー人1名でした。私以外のフラットメイトはイタリア人同士・日本人とハンガリー人がそれぞれルームシェアをしており、一人部屋を申し込んで滞在していたのは私だけでした。生徒によって選択している授業が異なるため、同じフラットで生活をしていてもすれ違いの生活になることも多くありました。実際に、私は午前のみのクラスをとっていましたが、他のフラットメイトたちは午前・午後の両方や午後のみのクラスをとるなどそれぞれでした。
フレンドリーさがゼロ?!なフラットメイト
寮生活の醍醐味として、フラットメイトとの交流を個人的には期待していました。しかし、フラットメイトだったイタリア人の学生は基本的にどこにいてもイタリア語で会話をしていたし、他の学生も友人の部屋に遊びに行っていたり、夜はクラブに行っていたり…と、部屋にはいつも誰もいないような状態でした。
例えば、自炊に関しても、共同のキッチンを誰かが使用しているのは一度か二度見た程度で、大体は学校内のカフェテリアで食べていたり、外食あるいはスーパーで既製品を買ってきて温めるだけの超短時間の利用のみでした。留学カウンセラーさんから、生徒同士で一緒にご飯を作ったり、会話を楽しむことも学生寮ならではの醍醐味と聞き、”そんな交流ができるなんて最高!”と思って渡航した私は、想像と違い過ぎた現実に衝撃を受け、寂しい気持ちにもなり、こんなはずじゃなかったのになぁと思って落ち込んでしまうほどでした。
私自身、どうしたらいいんだろう?と困惑し、なんとなく寮に居づらくなってしまい、外食で済ませることがほとんどでした。ただ、そんな中でも勇気を振り絞り、一度、一緒にご飯食べない?とハウスメイトに聞いたのですが、私達はほとんど料理をしないし、英語もあまり話せないから…と断られてしまいました。
結論:色んなタイプのフラットメイトがいる
私のクラスメイトは、自分の寮のスクールメイトと毎晩一緒に夕飯を作ったり、部屋のソファに座って一緒にくつろいだりしていると言っていたので、こればかりは人それぞれで、大きな違いが出ることを実感しました。貴重品の管理や騒音の面から他の部屋からの友達を呼ばないで欲しいとルームメイトからお願いされている為、自分の部屋に友達を呼べないと話し、嘆いている人もいました。
ホームステイでも学生寮でも結局は”運”
クラスメイトの日本人のうち一人は、ホームステイをしていました。ホームステイ先で、他国から来ていた学生2人とハウスメイトになったようです。その子のホストファミリー宅は語学学校から車で30分程度離れた場所にあり、本体ならバスでの通学が必要になるところ、毎日ホストファザーが自分の子供の送迎のついでに学生達の送迎もしてくれているため交通費もかからず、安心・安全な通学ができて助かっていると言っていました。夕食後には皆をボーリングに連れて行ってくれたり、家で皆でゲームをしたり、とても楽しく過ごせたようです。他には、1週間毎に7€を払ってホストファミリーのWiFiを使用していたことや、洗濯物はホストマザーがほぼ毎日全員分を洗っていたこと、その他においても生活をしていて困ることはなかったと話していました。
更には、ホストファミリー宅の庭にプールが備え付けられていて自由にプールで遊べると話す日本人学生もいたり、毎日の送迎だけでなくランチを作って持たせてくれるホストファミリーがいたりと、本当に色んなお宅があるんだなあと実感したのを覚えています。
行き詰ったら外に出るべし!
学校で出会ったインターンシップの方の勧めもあり、気分転換も兼ねて学校周辺の散策をするようになりました。すると、スーパーやパン屋さん、カフェがあり、その内容も思っていたよりも充実していることが分かりました。沢山の学生や地元の方でどのお店もにぎわっており、スーパーには日本同様にパック詰めのお惣菜やデリコーナー、ベーカリーやサンドイッチのコーナーなど、テイクアウトの商品の種類がとても豊富だったのでシェアメイトが自炊をしない理由もなんとなく分かりました…。



渡航前に自分の滞在先や学校周辺をグーグルマップで確認して、お店やスーパーの位置を把握しておけばよかった…と後悔しました!
初めての学生寮生活を送ってみて思ったこと
学生寮の安全性・利便性はとても良かったので、入門レベルの英語力かつ初めての留学だった私には合っていたと思います。ただしフラットメイトに関しては、結局のところ、私自身が、”すぐに仲良くなれて友達ができる”と過剰に期待してしまったのも”こんなはずじゃなかったのに”と落ち込んでしまった原因だと思いました。その上、正直なところ、英語が話せるようになるために留学しているんだから、留学生は全員毎日英語を頑張って話していると勝手な先入観を留学生に対して持って渡航してしまったため、フラットメイトがイタリア語ばかり話していた時は、え?英語使わないの?留学の意味がないじゃん!と全く理解ができず、何この人達!と苛立ってしまいました。
肝心の留学に関しての心構えですが、色々とどうなるのか気になるけど、どうなるかは現地に行ってのお楽しみ!運任せだ!くらいの気持ちがちょうど良いのかなと私は思います。きちんと準備をすることは重要ですが、先の事を考えすぎて勝手な思い込みで自分を苦しめることだけは避けたいですね!
是非、参考にしてみて下さいね。
マルタ島短期留学中の授業の様子についてはこちらをチェック!!





また次の記事でお会いしましょう!
Thanks a million ☆彡