私は2019年5月から2020年7月までアイルランドの首都ダブリンで人生初のワーホリ生活を送っていました。滞在中、仕事を始める際に給与振り込み口座としてアイルランド国内の銀行口座を開設してほしいと言われ、自宅近くにあったAIB(Allied Irish Bank)で銀行口座の開設をしました。自分の英語力の低さや、外国人が本当に銀行口座を開けるのかな…と不安や緊張に襲われながら行った手続き。実際には、超シンプルな手順かつ親切なスタッフのおかげでスムーズに終了しました。
アイルランドの銀行事情
アイルランドには、主に、AIBとBank Of Irelandの2つの銀行があり、現地の人も含めて多くの人が利用しています。私は、銀行口座を開設するときに、Bank Of Irelandは口座開設への審査が厳しく、現地の人でも開設できないことがあると聞いていたため、AIBでの銀行口座開設を選択しました。私のクラスメイトや、現地で知り合ったアイリッシュの人達はみんな、AIBを利用していました。
私の失敗談ですが、AIBだと思って行った場所がBank Of Irelandで、受付の女性から、”あなた銀行口座作りたいの?仕事は何?学生?うちの銀行は審査がかなり厳しくて、法律家や医師じゃないと…。あなたは無理よ”と言われ、凄く恥ずかしかった記憶があります。当時、AIBとBank Of Irelandの見た目の区別がつかず、初めての銀行口座開設でてんぱったのもあり、ミスってしまいました。
《徹底解説》銀行口座開設までの流れ
その①:必要な物
- パスポート
- 学校からの銀行口座開設を依頼するレター
- GNIBカードを受け取った時に同封されていた手紙(住所証明のため)
- PPSナンバーを受け取った時に同封されていた手紙(住所証明のため)
の4つでした。これらを持参して、AIBの受付へ行き、銀行口座を開設したいと伝えると、個室ブースへ案内され申し込み用紙の記入をしました。
通学期間中にレター作成を済ませておくことをおススメします!理想は、通学期間中に口座も作ってしまうこと。困ったら、学校のスタッフに相談もできるので安心です!また、住所が載っている書類は全て捨てずに保管しておきましょう!
その②:書類作成
口座開設のための申込用紙は、質問の答えにチェックをしていく方式で、特に難しいことはありませんでした。それに、担当のお兄さんが、ここに名前と住所と…と丁寧に教えてくれたので、壊滅的な英語力でも抜けなく終えることができました。ただし、何か所か間違えてしまったせいで再度新しい用紙に書き直しをさせられました…。全ての質問に答えると、これからあなたの審査を行うから、それに通ったらあなたのメールアドレスに審査完了の通知が届くよ!そこからまた数日後に、あなたの家にキャッシュカードが届くから、注意しててね!と担当の方に言われて終了しました。
その③:審査開始~キャッシュカードを受け取るまで
AIBでの銀行口座開設申請後、約1~2日で審査完了のメールが届き、さらに約4~5日でキャッシュカードが自宅に届きました。それを受け取ったら、まずはカードの暗証番号をATMで変更する必要がありました。ただし、同封されているPINコードを入力して一度カード決済をした後でないと暗証番号の変更ができなかったので、自宅付近のスーパーで試しに飲み物を購入した後でAIBのATMに行き、暗証番号を自分で決めた5桁の暗証番号に変更しました。デビットカードだったので、その後の日常生活でも非常に役立ちました!
AIBのアプリを活用すると、送金・残高確認などもラクラクできます!
【参考情報】現地の銀行が最強説
ワーホリを始めたころ、N26というドイツ発祥のオンラインバンクで口座を開設し使用していました。というのも、当時通っていた語学学校の事務員の方が、オンラインバンクの方が便利だし口座開設もすぐ終わると勧めてくれたからです。ですが、実際に私が採用された職場からは、その銀行について聞いたことがないし、アイルランドの銀行口座がないと採用が出来ないと言われたので、AIBでの銀行口座開設にあたった経緯があります。
イタリアからの留学生など、オンラインバンクは使いやすい!といって活用している人も見かけましたが、働くにあたっては、現地の人が利用する銀行で口座を開設することが一番確実なのかなとも実感しました。
何かしらの返金手続きをとる際の振り込み先として、現地の銀行口座を持っている事が必須になる場合が多いです。LeapカードやStudent Leapカードの返金では、アイルランド国内の銀行口座を持っている場合に返金手続きが可能と記されているほどなので、やはりAIBでの口座開設はおススメです。
必要金額がおろせない?!ATMの話
ワーホリ中、シェアハウスの家賃の支払いはキャッシュでお願いされていたため定期的にATMを利用する必要がありました。一度、centraでお金をおろそうとした時に、250€以上はおろせないと店員さんに言われ、確認したところATMの画面でも250€が下ろせる最大の額になっていた事がありました。急いでいたわけではなかったのでその場は諦めて後日銀行のATMに行きましたが、日本のコンビニやスーパーのようにはいかないんだなぁ…と実感しました。このように銀行以外のATMでお金をおろす際には、上限額や手数料などを一度確認することをおススメします!
是非、参考にしてくださいね!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
Thanks a million ☆彡