こんにちは!Shishoe です!
ワーホリ生活は楽しい!私のブログでは、もともと超ネガティブで自己肯定感が低く、常に悩みを抱えていた私が、どうやってそれらを克服し海外生活中も前向きに楽に過ごしているのか、そのマインドの持ち方をお伝えします!
辛すぎたハウスキーパーの仕事
どう頑張っても好きになれず、私には続けることが不可能な仕事でした。
社会人として大きな挫折を感じました。
フルタイムスタッフとして無事に働き始めたわけですが、他のフルタイムスタッフは移民の方々で、彼女たちは10年以上もハウスキーパーとしての経験があるベテランでした。
主な仕事内容
出勤するとまず最初に自分が担当する部屋のリストを渡されます。
- お客さんが帰る予定の部屋なのか
- お客さんが滞在する予定なのか
- VIP対応の方なのか
- 長期滞在のために違うサービスを提供する必要があるのか
などです。フルタイムだと15部屋程度を割り当てられます。清掃終了後の片付けや物品補充、休憩も含めて大体6~7時間程度を週4~5日ずつ働きました。
お客さんが帰った部屋は30分以内、滞在中の部屋は15分以内に1人で掃除を終了するように指示されました。
しかし、お客さんが帰った部屋に関しては、30分以内は不可能でした。なぜなら
- カーテンレールや棚の上、引き出しの中やテレビの裏など隅から隅まで拭き掃除をして埃を除去
- バスルームは漂白剤等の使用で指紋1つなく磨く
- シーツ類は全て交換し、必要時は組み立てベッドを片付けたり設置する
- ベッドをズラしての拭き掃除や掃除機を使用しての埃の除去
- 劣化しており作動が不十分な掃除機を使用して床掃除を仕上げる
ことなどを最低でも実施する上に、何よりも、お客さん達の散らかし具合が半端じゃないのです。
- ベットの中に食べ物やお酒類の瓶や缶
- 床にはチップスやチョコレートが散乱
- バスルームは水浸しだったり化粧品が付着して汚れている
などと、日本では見たこともないような光景でした。走り回って頑張っても、30分以内に終わらせる事は私には無理でした。
お客さんが滞在中の部屋は
- タオルの交換
- 必要時にシーツの交換
- アメニティの交換
- グラスやカップを洗う
- トイレ掃除バスルームの水滴や髪の毛除去等の簡易的な掃除
などを最低でも実施します。ただし、既に説明したように、ベッドの中や床の上に食べ物や飲み物が散乱していることも多々あり、15分以内では終了できない時もありました。
また、管理職の方が巡回してチェックをするため、やり直しが必要だと電話で呼び出されて、すぐにやり直しをする必要がありました。それは私を肉体的にも精神的にも追い詰めて行きました。
みんなやっていた連携プレー
私以外のスタッフは友人や知り合い同士で働いていたため、お互いに連絡を取り合い協力し合って掃除をしていました。2人でベッドを作ったり、時には3人で一気に掃除にとりかかったりしていました。その為、いつも私だけが時間内に終わらせることが出来ず、自分が無能のように感じたり、心細く感じたりしました。
誰かと協力してやれたら、肉体的にも精神的にも楽に決まっています。ですが、自分から助けを求めることができず、また、誰も声はかけてきませんでした。1人でなんとかしないとという気持ちも大きかったです。
感じていた彼らの優しさ
フルタイムスタッフの方達や管理職の方達は決して悪い人達ではないことも分かっていました。彼女たちなりに気にかけてくれていたところも沢山あったと思います。最初は初めてのアジア人ということで、警戒心からか冷たい態度をとられましたが、徐々に仲間にしようとしてくれているような、対応の変化も感じることができたからです。私も、彼女たちに対して心を開いているところもありました。ただし、彼女達は英語が全然話せませんでした。特にルーマニアには英語教育がないらしくアルファベットも読めない…そんなレベルだったのです。
その中でも1番英語が理解出来る方に、掃除方法について、その人の掃除に同行して聞いてみました。彼女も、
お客さんが帰った部屋を30分で掃除するのは不可能だから、お客さんが滞在中の部屋を数分で終わらせて、お客さんが帰った部屋は40分程度で終わらせるようにしている
と教えてくれて、その他にも
- 〇〇はやらなくていい
- 〇〇からチェックした方がいい
- 〇〇は必要ない
などと、コツを教えてくれました。
その後から、その通りに取り組んで時間内に終わらせる事も出来ましたが、
この仕事は好きじゃない、やりたくない、しんどい
との気持ちが自分の中で大きくなるばかりでした。
想像以上にやばかったマネージャーさん
理由はわかりませんでしたが、マネージャーさんの指示はコロコロと変わり、
- はしごを使って天井を毎日拭いて
- カーテンについている埃を全て除去して
- 今日は時間管理は忘れて正確にやってね!
等と!支離滅裂なことを突然言い出したと思ったら、その数分後には
時間内に言われたことを出来ないなら家に送り返すわよ!
と言い始めたりと、とにかく彼女にプレッシャーがかかると自分をコントロールできないようでした。そんな彼女にスーパーバイザーの方も振り回されて、私はそんなこと言ってない!あなた達が悪い!等と下のスタッフにやつあたり…という悲惨な状況も多々ありました。
私はとても強い違和感を感じました。理不尽どころの騒ぎではないと思いました。怒って相手を威嚇したり、罪を誰かになすりつけたり…と質の悪さも感じました。
そして、気付いたことはスタッフを大事に思っておらず、まるで使い捨てのモノように扱っていることでした。
ようやく認められた自分の気持ちやこれまでの姿
私はおそらく、自分が大事にされていない事に気がついていたから、自分の身を守らないといけないと日々緊張していたんだと思います。
またも、その気持ちは自分がいかに看護師として、一人のスタッフとして大事にされて働いていたかを痛感させたのです。
ハウスキーパーの仕事がうまくいってないことや自分に合っていないことはとっくに気付いていましたが、
- 好きになれないからってすぐに仕事を変えるのはよくない
- 自分の我慢や努力が足りないから上手くいかない
- 辞めたとしても次に仕事が見つかるかわからない
- CVを配っても嫌な対応をされるかもしれない
と、ネガティブな思考に陥ってばかりでした。
自分の状況を良くしたいと思いつつも、辞めるのは良くないからなあ…と、現状を変えることを拒んでいました。でも、辞める事が悪いことと誰が決めたのでしょうか?いつの間にか私の中で、自分の気持ちや気付いていることを認められなくなっていたのかもしれません。自分が思っていたよりも、看護師として日本で働いていた日々は、自分の能力を発揮して誰かや何かにに貢献出来ていた日々だったことを思い知りました。そして自分が仕事に求めるモチベーションはそこにあることに初めて気が付きました。
その渦中に自分がいると、どの程度良い状況なのかや悪い状況なのか、わからなくなることがあります。それに気づくために、合わないことや初めてのことを経験する必要があるのでしょう。すべての事を通して、私たちは気づいて学んで、それらを活かしながら生活できます。
- 上手くいかないことに出くわすことで気づけることや再認識できることがある。
- 自分が思っているよりも、自分が見過ごしていることは多い。
- 学びながら生きていることを忘れない。


それではまた次の記事でお会いしましょう!
Thanks a million ☆彡