私は2019年5月から2020年7月までアイルランドの首都ダブリンで人生初のワーホリ生活を送っていました。現地に到着後6週間はアイリッシュファミリー宅でホームステイをし、その後はシェアハウスに引っ越しました。驚いたのは、現地のシャワー事情!これまでの自分の常識が覆される出来事が何度か起こりました。
現地で一般的なシャワーの使い方
家の外のタンクから水をくみ上げてお湯として出す家が多いため、使用時間は極力短時間で、かつ、使用頻度も日本ほど多くないという情報は事前に聞いていました。実際、
- シャワーは10分以内に終わらせる
- バスタブは使用しない
- シャワーは1回/日まで
として、ホストファミリーもシャワーを使っていました。
ホームステイ中のシャワー事情
私が滞在したホストファミリー宅では、2階に、シャワー+バスタブ、トイレ、鏡付きの洗面台があり、広さは4~5畳程度でした。日本のように洗い場はなく、シャワーをバスタブの中で浴びるスタイルでした。ただし、日本で生活していた時よりも排水溝が詰まったりバスタブが滑りやすいと感じることもありました。トイレや洗面台は、日本で使用していた物となんら変わりなく使用でき、洗面所では、お湯と水の両方がいつでも使えました。
日本との違いは?
シャワーの見た目の違いと言えば、シャワーヘッドが日本で見る通常サイズの二回り程大きい程度でしたが、水圧が弱く、日本で使用していた時の6~7割位の勢いしかなく、洗い流すのに時間がかかりました。また、お湯が出るまでにも時間がかかり、体感ではシャワーを全開にした後、1分程度は水で、その後ようやくお湯でシャワーを浴びることができました。
家の外に設置してあるタンクから水を吸い上げてお湯を沸かす関係で、シャワー使用時には1階のリビングルームまで聞こえるほど、ウィ~~~~ンと機械音がしました。そのため、22:00以降は誰も使用していませんでした。
衝撃的だった水回りのシステム
ホストファミリー宅では、10~15分以上使用すると自動的にシャワーがストップして、その後しばらくはシャワーから水またはお湯が出ない仕組みになっていました。慣れるまではいつ止まってしまうのかとヒヤヒヤしながらシャワーを使用していました。時間内でシャワーを使い終われるように、
- メイク落としや洗顔は洗面所で済ませる
- 日本から持参していたボディーソープは予め体を洗うタオルにつけておく
- リンスインシャンプーを使用して洗い流しの時間を減らす
等と工夫をしました。リンスインシャンプーは日本から持参しましたが、日本で使っていた時に比べると泡立ちが悪く、使いやすいとは言えませんでした。
誰かが自分より先にシャワーを浴びた時は約30分~1時間ほど待ってから浴びないとシャワーがストップすることもあり…
超短時間なシャワー
ホストファザーは約3~4分でシャワーを終え、ホストマザーも5分程度と、2人ともかなり短時間でシャワーを終えていました。ハウスメイトのイタリア人の女の子は、週に1回ほどしかシャワーを浴びておらず正直驚きました。ですが、“清潔を保つために重要な事”と考える私とは違い、彼らにとっては、日々のタスクの中の優先順位としては低い事に気が付きました。
ハウスシェア先のシャワー事情
バスルームの広さは約3~4畳くらいで、トイレ・洗面台・シャワールーム(バスタブなし)・ヒーター・小さいですが、換気用の窓もありました。シャワールームの広さは大人1人が入れる程度の空間しかなく、注意をしながらシャワーを浴びないと洗髪時に肘が壁にぶつかる事もたまにありました。
シャワーの浴び方…水圧は○○?!
シャワーヘッドは日本で使用していたものより少しだけ大きめでした。銀色の四角い装置?のようなものですが、1番上のつまみで水圧(3段階)と水を出すのかお湯を出すのかを調整し、真ん中のつまみでお湯の温度を10段階で設定し(私の家では5~6あたりが大体40度前後でした)、1番下のボタンでシャワーを出す・止めるを操作します。非常にシンプルな方法に思えますが、最初は、ボタンを押す以外でどのように調整するとちょうど良い温度や水圧でシャワーを浴びられるのか少し苦労しました。
気になる水圧ですが、弱いです。本当に、弱いです。
最大の水圧でシャワーを出しても、日本で使用していた最大水圧時の50~60%程度です。また使用中は、ウィィィ~~~~ンと1階のキッチンまで聞こえる程度の機械音がしました。
制限時間は10分、回数は1回/日
入居時にもハウスオーナーから説明がありましたが、ホームステイ中のルールと同様に、シャワーの使用は10分以内かつ1回/日にとどめるように言われました。私の場合、シャンプーとボディーソープだけを使用して短時間で浴びられるように工夫しているため、使用時間は大体8分程度です。ですが、夏に外出より帰宅後にどうしてもシャワーを浴びたい時があり、オーナーさんに確認したところ、5分程度の短時間のシャワーなのであれば、時期的にも汗をかくし1日2回使用しても良いよと言ってもらえたので、たまにですが、1日2回使用したりもしていました。
水漏れはつきもの?
掃除に関しては、ハウスオーナーさんが大体週に1回の頻度でモップがけと漂白剤を使用した清掃をしてくれていました。そのため、排水溝が詰まって水が流れないということはほんの数回あったくらいで、まず困りませんでした。ただし、家自体の築年数が古いので、水漏れしてしまうことがよくあり、オーナーさんが使用していた1階のテレビルームの床が濡れてしまう事がありました。
そうなると、一時的にシャワー使用禁止の張り紙がされます。私の家にはオーナーさん専用のバスルームが別にあったので、幸いにも緊急時はそれを使用できましたが、張り紙にはいつも”え?使えないの!?”とヒヤヒヤしました。
ただし、それらを含めて全てのトラブルは、その都度オーナーさんが対応していたため、何か特別に困ることもありませんでした。
結局は”習うより慣れろ”の精神
ホームステイを始めた当初はどんだけ不便なんだとシャワーに関して残念に思いました。短時間でシャワーを浴びるために気にしなければいけないことや変えなければいけないことがあり、最初はストレスが溜まったのも事実です。ですが、気が付けば慣れ、手短にシャワーを終える事の楽さを実感していました。その後のシェアハウスでの生活では、トラブルが起こっても”あぁ~またかぁ~”くらいで動じなくもなりました…!
現地での生活をイメージする時に参考にしてみて下さいね!
ではまた次の記事でお会いしましょう!
Thanks a million ☆彡